楽譜を持って

昔、上野で、友人と現代音楽を拝聴しました。

大学に入学したばかりの友人は、現代音楽を聴いたあと、

Yellow Magic Orchestraの話を語りはじめました。

学校で良い刺激を受けたと思いました。

上野は学生の街でもありました。

 

あの現代音楽の日は、よく覚えていて、今思うと、

会場が以前流行った漫画の世界のようでした。

レッスンでいつも大変そうだった友人が現代的な音楽の話を始めたので、

良かったと思ったのです。

 

Yellow Magic Orchestraの音楽は本当に新しい音楽でした。

日本のポップスとか、ニューミュージックが流行っていたその時に、

出現したような音楽でした。

美大生とか、そのあたりにとても人気があったような気がします。

 

時代背景では東京ではサブカルチャーとか、ファッションの変化があり、

アートの世界もより自由な表現があったような時代に出てきた音楽でした。

テクノミュージックのような、ある意味、技術的なことを感じる音楽の中でも、とてもお洒落な感覚、表現があったと思います。

「戦場のメリークリスマス」も、映像も物語も新しく、

大変、洗練された音楽の世界でした。

(Twitterに書いた文章をまとめました。)